日立のオーブンレンジ MRO-DV200 のエピソード

2009年3月に45000円で購入し、約3年3ヶ月過ぎた先日
レンジで暖め始めてから数十秒後に「H54」なるエラーとともに
停止するという事態が頻出するようになりました。
オーブン機能の方は普通に使えていました。

保証書に記載されている期限は本体1年、マグネトロン2年
よって修理は有償、マグネトロンの交換の場合は2万円。

同機能の電子レンジに買い換えるとなると
http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1120130032
22600円+代引き手数料+送料
うーん、どうしたものか。

ダメ元で日立に問い合わせたら、状態を確認したいとのことで
日立の人が自宅に来ました。

「H54」エラーは暖め始めてから指定時間後、マグネトロンの電流が
規定の値(10A以上)に達していないと出るエラーコードとのことです。
つまり、ネット上でも解説されているように「マグネトロンの異常」と解釈されるようです。

で、指摘されたのですが、我が家側にも瑕疵がありまして
http://kadenfan.hitachi.co.jp/manual/pdf/mro-dv200_c.pdf
のP6警告に「定格15A以上のコンセントを単独で使い」
と書いてあるのですが、なんと定格10Aの三つ叉コンセントを
家のコンセントとオーブンレンジの間に2つも間に咬ませた状態で使っていたんですね(=w=;
オーブンレンジそのもの故障には繋がらないような設計にはなっているとのことですが
コンセントが家具で見えにくいとはいえ、私が気付くべきでした。
劣等生でしたが、仮にも工学系を出ているのに、なんたる醜態。
よく3年3ヶ月何事もなかったなぁ・・・

そんなわけですが、該当オーブンレンジを工場に送り検証するということになり
(修理に出している期間、日立の側で代替オーブンレンジも無償で手配してもらえます
我が家は予備のオーブンレンジあったので代替レンジは利用しませんでした)
結果、”マグネトロンと基板の交換をした上で1万円”で済みました。

こうしたアフターサポートの事は
ネット社会でクチコミが広がりやすくなった現代でも
残念ながら、価格とスペックの影に隠れてしまい、表に出にくいようです(悪い内容は広がりやすい)
しかし、人件費がかかる。
必要最低限以上に充実しても、売上・利益に結びつきにくい。

「そんな甘いことや基礎研究ばっかりやってるから、利益が上がらないんじゃなかろうか?
日本企業も株主利益を第一とするべき。削れるところは徹底的に削るべき。
デザイン重視で安くして、広告でゴリ押しすれば売上は上がるはず。」

という株主の声が出てきそうですね。
(一応、直近2期は事業売却などにより利益をあげています。)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASFL100H9_10052012000000

ともあれ、我が家が次家電購入する際、日立が外されることは回避されました。

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